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YouTube Mister Clean の動画を、出典つきで深掘りするノートです

リコールは自分で調べられる──国土交通省の窓口の使い方

41万回見ていただいた動画の補足です。GSX-R1000のフレームに関するリコールを追いかけたところ、一次情報にたどり着けませんでした。その代わり、自分のバイクに未処置のリコールがないか確認する公式の方法をまとめます。

「走行中に車体が折れる」

穏やかではない話です。動画では、スズキGSX-R1000にまつわるフレームのリコールを扱いました。

この記事では、まず私が確認できなかったことを書きます。そのうえで、動画を見た方がいちばん知りたいであろうこと——自分のバイクは大丈夫なのか——に答えます。

先に、確認できなかったことを書きます

GSX-R1000のフレームに関するリコールについて、国土交通省の届出一覧やスズキ公式のリコール一覧から、該当する届出の原文にたどり着くことができませんでした。

確認できたのは、別件でした。

これはフレームの件ではありません。 燃料まわりの届出です。

したがって、この記事では

フレームのリコールについて、届出番号・対象台数・原因といった具体的な内容は書きません。 確認できていないためです。裏が取れ次第、この章に追記します。

動画でお伝えした内容のうち、一次情報で裏付けられていない部分があることを、ここに明記しておきます。

その代わりに、確実に役立つことを

「あの車種は危ないらしい」という話を聞いて、本当に不安になるのは自分のバイクのことではないでしょうか。

それは、調べられます。

国土交通省が運営している「自動車不具合情報ホットライン」というサイトがあり、次の機能が公開されています。

二輪車も対象です。 中古で買ったバイクや、譲り受けたバイクは、前の所有者の時代に届いた通知が処置されないまま残っていることがあります。

窓口はこちらです。

自動車不具合情報ホットライン renrakuda.mlit.go.jp 電話:0120-744-960(フリーダイヤル)

中古で買った方は、特に確認を

リコールの通知は、登録されている所有者宛に郵送されます。

ということは、こうなります。

リコールの処置は、無償です。 そして期限もありません。 何年前の届出であっても、未処置であれば無料で受けられます。

「古いバイクだから、もう対象外だろう」と思って確認しない方が多いのですが、そこが落とし穴です。

不具合を見つけたら、報告できます

もうひとつ、知っておいて損のない仕組みがあります。

同じ窓口で、不具合情報の申告を受け付けています。電話とWEBフォームの両方が用意されています。

リコールは、突然決まるものではありません。 メーカーが自ら見つける場合もありますが、ユーザーからの申告が積み上がって表面化することも少なくありません。

「自分のだけかもしれない」と思っていた不具合が、同じ車種で何件も報告されていれば、話が変わってきます。 先ほどの届出も、不具合の件数はわずか1件でした。1件でも届出に至ることがあるわけです。

用語の整理

紛らわしいので、簡単に整理しておきます。

内容
リコール保安基準に適合しなくなるおそれがある場合。国土交通大臣への届出が必要
改善対策保安基準不適合ではないが、安全上・環境上の支障がある場合
サービスキャンペーン上記に当たらないが、商品性の観点からメーカーが自主的に行うもの

「リコールじゃないから安心」ではありません。 改善対策やサービスキャンペーンでも、無償で直してもらえます。対象になっているなら、受けたほうが得です。

この記事の立ち位置

動画の内容を補足するはずが、裏が取れなかったという報告になりました。

ただ、「あの車種が危ない」という情報より、自分のバイクを自分で調べられるという事実のほうが、実際に役に立つのではないかと思います。5分で終わります。

出典

引用元

  • 国土交通省「報道発表資料:リコールの届出について(スズキ GSX-R1000 他)」および添付のリコール届出一覧表(届出日 平成30年10月23日/届出番号 外-2739/GSX-R1000〈DM11A〉・GSX-R1000R〈DM11G〉計980台/不具合の部位 燃料装置〈Oリング〉/燃料ポンプ組付時にOリングがねじれ、最悪の場合燃料が漏れるおそれ/不具合の件数1件・事故の有無なし):mlit.go.jp
  • 国土交通省「自動車不具合情報ホットライン」(リコール情報検索/リコール届出情報一覧/不具合情報検索/事故・火災情報検索/電話およびWEBでの不具合情報の申告/フリーダイヤル0120-744-960):renrakuda.mlit.go.jp

確認できていないこと

  • GSX-R1000のフレームに関するリコールの届出原文。 国土交通省の届出一覧およびスズキ公式のリコール一覧から、該当するものに到達できませんでした
  • したがって、その届出日・対象台数・原因・改善措置の内容は、この記事では扱っていません

注記

  • リコール/改善対策/サービスキャンペーンの区分についての表は、制度の一般的な説明に基づくものです

本記事のチェックポイント

  • フレームのリコールは、一次情報で裏が取れませんでした。 具体的な内容は書いていません
  • 確認できたのは2018年の燃料装置(Oリング)の届出、計980台。別件です
  • 自分のバイクのリコールは、国土交通省の窓口で自分で調べられます
  • 中古車は要注意。 前の所有者に届いた通知が未処置のまま残っていることがあります
  • 処置は無償で、期限もありません
  • 不具合の申告もできます。 届出の端緒は、件数1件のこともあります

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