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バイクの技術と歴史を、一次情報にあたって確かめる記事を書いています

トップガンのNinja──ホンダ側とカワサキ側で、証言の順番が食い違う

『トップガン』のGPZ900Rは、ホンダが断ったからカワサキに回ってきた——この話をホンダ側とカワサキ側の証言で突き合わせると、断った順番が一致しません。3台が有償で売られたこと、タンクからKawasakiの文字が消えている理由、そして開発の現場で本当に試された6気筒まで、一次証言で整理します。

「あのバイク、ホンダになるはずだったらしいよ」——『トップガン』の滑走路のシーンを話題にすると、わりとよく出てくる小話です。

結論から書きます。この話には、ホンダ側の証言とカワサキ側の証言の両方が存在します。そして、ふたつは断られた順番が食い違っています。 一方は「ホンダが先に打診され、断った」と語り、もう一方は「先に電話を受けたのはカワサキで、そのカワサキも無償提供を断った」と語っています。

そしてどちらの証言でも一致している事実が、ひとつだけあります。カワサキは3台のNinjaを、タダでは渡していません。 製作会社が代金を払って買っています。

この記事では、その食い違いをそのまま並べます。そのうえで、動画のなかで私が使った画像に誤りがあったことを訂正します。

ホンダ側の証言:ヘルメットをかぶらないシーンで降りた

まずホンダ側です。この話は、2023年にアメリカでオープンしたAmerican Honda Collection Hallの開館時に、ホンダの担当者が取材陣に語ったものとして報じられています。

内容はこうです。ホンダは当初、トム・クルーズが乗るバイクの提供を打診され、いったんは前向きだった。ところが主人公がヘルメットをかぶらずに走るシーンがあると分かった時点で、話を止めた——というものです。

ここで大事なのは、当時それが違法ではなかったという点です。カリフォルニア州が全ライダーにヘルメット着用を義務づけたのは1992年1月1日で、『トップガン』の撮影時点では、州法上ノーヘルで公道を走ることは合法でした。コメント欄でも、この点を正確に押さえてくださった方がいました。

視聴者コメント

撮影当時のカリフォルニア州法ではノーヘルが合法だったのが後に違法になったそうですね

合法かどうかではなく、自社の看板に合うかどうかで判断した——ホンダ側の説明は、そういう筋書きになっています。

カワサキ側の証言:先に電話を受けたのはカワサキだった

いっぽうカワサキ側の証言は、当時Kawasaki Motors Corp.(アメリカ法人)のマーケティング部長だったMike Vaughanさんが、2022年に自動車メディアのインタビューで語ったものです。Ninjaという車名の名付け親でもある人物です。

Vaughanさんの説明は、ホンダ側とはまるで手触りが違います。

One day, I got a random call from one of the film producers. (ある日、映画のプロデューサーのひとりから、突然電話がかかってきた)

続けて、こう語っています。プロデューサーは3台のNinjaを要求してきたが、製作会社にバイクを返してもらえなかった経験が何度もあったため、自分は原価に近い値段で「売る」方針にしていた、と。

The producer asked for three Ninjas, but we had been burned so many times by production companies that wouldn't return bikes, I had adopted a policy of selling them units at dealer net.

それでもプロデューサーは「露出になるのだから提供しろ」と押した。そのときのやり取りが、この証言のいちばん印象的な部分です。

Finally, when he threatened to go to Honda instead, I said, "Fine, I'll give you their number." (ついに彼が「ならホンダに行くぞ」と言ってきたので、私は「どうぞ、番号をお教えします」と答えた)

そして1週間後、プロデューサーは買うと言って戻ってきた。3台を15%引き程度で販売した——というのがVaughanさんの話です。

つまりカワサキ側の記憶では、ホンダは「先に断った会社」ではなく、「交渉のカードとして名前が出た会社」です。

ホンダ側の証言とカワサキ側の証言を二本の時系列で並べた模式図。上段はホンダに打診があり断り、次にカワサキへ回るという一本道。下段はカワサキに電話が入り、無償提供を断り、ホンダの名前が交渉材料として出たあと、製作会社が戻ってきて三台を購入するという流れ。両者が一致するのは最後の三台購入の箱だけであることを示している
ふたつの証言で一致しているのは、最後の「3台を買った」という箱だけです

食い違っているのは順番で、結論ではない

このふたつは、どちらかが嘘だと決めつけられる関係ではありません。

映画の車両調達は、複数のメーカーに同時に当たるのが普通です。ホンダに打診しつつカワサキにも電話していた、という状況であれば、両方の証言が同時に成り立ちます。Vaughanさん自身も「late in production(製作の終盤だった)」と述べていて、急いで探していた気配が読み取れます。

ただし、どちらが先だったかを決められる資料を、私は見つけられませんでした。 双方とも当事者側からの回想であり、契約書や当時の記録にあたったものではありません。

ですから、この記事ではこう書いておきます。「ホンダが断ったからカワサキになった」という一本道の説明は、カワサキ側の証言とは噛み合いません。 動画ではその一本道で紹介しましたが、カワサキも無償提供を断っていたという、もう半分の話が抜けていました。 ここは訂正します。

コメント欄では、この抜けを埋めてくださった方がいました。視聴者のコメント43件(チャンネル側の返信7件を除く)のうち2件が、カワサキも車両提供を断っていたと書いておられます。

視聴者コメント

カワサキが車輌協力を断ったもんだから、一作目のトップガンでは、カワサキのエンブレムがないじゃなかったかな?

この理解は、Vaughanさんの証言とほぼ重なります。 断ったのは「協力そのもの」ではなく「無償提供」でしたが、結果として起きたことは、この方が書かれているとおりです。

タンクからKawasakiの文字が消えている理由

ここからは、映画を観れば誰でも今日確かめられる話です。

劇中のNinjaは、燃料タンクにKawasakiのロゴがありません。 いっぽうサイドカバーの「Ninja」の文字は残っています。これはVaughanさんが理由を語っています。

As "punishment" the production company took the Kawasaki name off the gas tank but left "Ninja" on the side panels. ("罰"として、製作会社は燃料タンクからKawasakiの名前を外し、サイドパネルの"Ninja"は残した)

タダで出さなかったことへの意趣返しだった——そうVaughanさんは受け取っています。 原文で"punishment"(罰)に引用符が付いているとおり、これはカワサキ側からの見方です。製作会社がそう説明したという記録は、私は確認できていません。 そしてカワサキ側は、それで構わなかったと続けます。

We were fine with it because at that point, getting the Ninja name noticed was more important than "Kawasaki." (当時はKawasakiより、Ninjaという名前を知ってもらうほうが大事だったので、我々はそれでよかった)

結果だけを見れば、この判断は当たっています。 車名を消されなかったことで「Ninja」という言葉だけが世界中に残り、いまではカワサキのスポーツモデルの総称になりました。コメント欄でも、2件がこのエンブレムの件に触れていました。

視聴者コメント

カワサキも提供断ってます。 証拠にkawasakiとninjaのエンブレムをステッカーで隠してます。

「エンブレムが隠れていること」を、断った証拠として読んでいるわけです。証言と突き合わせると、隠されたのはタンク側のKawasakiで、Ninjaは残っています。映画を観るときは、ここを見てみてください。

なお、映画そのものの成績も残っています。1986年5月公開の『トップガン』はその年の最高興行収入作品となり、全世界で約3億5,700万ドルを稼いだと報じられています。

動画で使った「空冷6気筒」の画像は、間違っていました

ここは正面から訂正します。

動画では、GPZ900Rの開発途中に検討された空冷6気筒の説明で画像を使いましたが、そこに映っていたのはカワサキZ1300で、Z1300は水冷です。 1979年に登場したZ1300は、水冷DOHC2バルブ並列6気筒・1,286cc・120PS/8,000rpmという仕様で、空冷ではありません。

コメント欄では、3人の方が独立にこの誤りを指摘してくださいました。

視聴者コメント

Z1300は水冷だよ。

視聴者コメント

間違ってます。空冷6気筒ではありません。画像は水冷なのに。

ご指摘のとおりです。申し訳ありません。

そのうえで、「開発段階で空冷6気筒が試作された」という内容自体は、当時の資料で裏が取れます。 画像の選び方が間違っていただけで、話の中身は誤りではありませんでした。次の章がその根拠です。

6気筒は、実際に走っていた

GPZ900Rの開発については、『別冊モーターサイクリスト』1984年5月号に掲載された開発者インタビューが残っていて、その内容が再編集された形で読めます。当時の開発陣が自分の言葉で語った、いわば一次に近い証言です。

そこにはこう書かれています。1979年5月ごろから6気筒の開発が始まり、空冷並列6気筒DOHC2バルブを積んだ試作車が同年11月には走り始めていた。 排気量は900cc、出力は100ps程度をマークしていた、と。

では、なぜそれが世に出なかったのか。理由が実に人間的です。

ものすごくスムーズでバイクらしさいうんか、パンチがなかった

性能が足りなかったのではなく、面白くなかったというのです。当時は四輪でも6気筒から4気筒へ移り、燃費を良くしようという流れにあった、という時代背景も語られています。

プロジェクトリーダーだった稲村暁一技術部長の言葉は、この開発の全体像を一行にまとめています。

Vもやったし、6気筒も、2バルブも、空冷も、いろいろやりまして、しかし結論はこの形なんですわ

V型2気筒はモックアップまで進み、空冷4気筒も試されました。カワサキが「空冷こそ魂」と決め打ちしていたわけではなく、片っ端から試した末に水冷並列4気筒に落ち着いたというのが実像でした。

GPZ900Rの開発で試されたエンジン配置を並べた模式図。空冷並列6気筒は幅の広い長方形、V型2気筒は斜めに配置した2つの長方形、空冷並列4気筒と水冷並列4気筒は幅の狭い長方形が4つ並んだ形で表され、最終的に選ばれた水冷並列4気筒だけが強調されている。並列6気筒が横方向にいちばん広いことが一目で分かる
6気筒はいちばん幅を食います。カウルの中に納めて速度を追うほど、この横幅が効いてきます

空冷にこだわれなかった理由も、エンジン設計を担当した島田和夫技術部係長が具体的に語っています。カウルの中でシリンダーの前にはエキゾーストパイプがあり、後ろにはキャブレターとエアクリーナーがある。

熱伝達の悪い空気がなかなか抜けてくれない

風が当たらない場所に、熱を風で逃がす部品を置いていたということです。水冷化の効果は数字にも出ていて、オイル消費は空冷時代の1リッターあたり500kmから、5,000〜1万kmへ改善したと記録されています。20倍の桁で変わっています。

マン島TTの「ワンツー」には、もうひとつの事情がある

動画では、GPZ900Rがマン島TTでワンツーフィニッシュを決めたと紹介しました。これは事実ですが、補足が要ります。

マン島TT公式サイトの記録には、こうあります。

1984 1500cc Production TT Geoff Johnson (Kawasaki GPz900R): 105.28mph

1984年のプロダクションTT・1500ccクラスで、Geoff JohnsonさんがGPZ900Rで優勝しています。平均速度105.28mphは、時速に直すと約169km/h。公道を閉鎖したコースの平均としては、相当な数字です。

2位もGPZ900Rでした。ただし専門誌の記録によれば、最初の2周をトップで走っていたBarry Woodlandさんが失格となり、当初2位だった順位から外されたことで、Howard SelbyさんのGPZ900Rが2位に繰り上がっています。

したがって最終結果はワンツーで間違いありませんが、レースの中身としては「2台が最初から最後まで1・2位を独走した」というものではありませんでした。 ここは動画の表現が少し勇ましすぎたと思います。

いま、現物で確かめられること

1. 映画のタンクを見てください。 『トップガン』の滑走路のシーン、燃料タンクにKawasakiの文字はありません。サイドカバーには「Ninja」があります。この記事のなかで、いちばん簡単に確かめられる事実です。

2. GPZ900Rの実車を見かけたら、フロントホイールの小ささを見てください。 GPZ900Rのフロントは16インチです。いま街で見かけるスポーツバイクはほぼ17インチなので、並ぶと明らかに小さく見えます。「速さのために操縦性を先鋭化させた時代の答え」が、そのまま形で残っています。

3. エンジンの側面を見てください。 GPZ900Rはカムチェーンを気筒の並びの端、エンジンの側面に置いています(サイドカムチェーン)。カムチェーンを中央に通す設計だとシリンダーヘッドの幅が広がりますが、端に寄せたことでエンジンを薄くできました。 幅を削るという発想が、6気筒を諦めた判断とまっすぐつながっています。

4. 数字で見ると、こうなります。 908cc・水冷4ストロークDOHC4バルブ並列4気筒・115PS/9,500rpm・乾燥重量228kg。1983年に完成し、1984年に発売されました。

コメント欄から

視聴者のコメント43件のうち、4件が空冷6気筒の画像の件に、2件がエンブレムの件に触れていました。(コメントは返信を含めて50件で、うち7件はチャンネル側の返信です)

意見が割れているものを、両方載せておきます。

視聴者コメント

そんなのGPZがトム・クルーズの愛車だったからだよ。トップガンに出てたバイク、トム・クルーズの自前のバイクです。

この説は、今回確認できた証言とは合いません。 Vaughanさんは3台を製作会社に販売したと明言しています。ただし同じ証言のなかで、「あとから聞いた話では、クルーズがそれを望んだからNinjaになったらしい」という趣旨のことも述べています。本人の希望が働いた可能性は否定されていませんが、「自前の私物だった」という点については、裏を取れませんでした。

視聴者コメント

ホンダはホットショットにはトランザルプを出してたのに、マーヴェリックは断ったのはどういう判断なんやろ?

面白い問いだと思います。 『トップガン』のパロディ映画である『ホット・ショット』(1991年)にホンダ車が登場する件については、車両提供があったのかどうかを示す資料を見つけられませんでした。 映画に映っていることと、メーカーが公式に協力したことは別なので、ここは確認できていないとしか書けません。

視聴者コメント

アレでマン島TTか…知らんかった

私もこれを調べていていちばん驚いた部分でした。 市販車のカタログスペックが、そのまま公道レースの結果で裏書きされた例は、そう多くありません。

出典

引用元

  • Hagerty Media「With a starring role in Top Gun, the Kawasaki Ninja became a blockbuster」(John L. Stein、2022年11月21日):当時 Kawasaki Motors Corp. U.S.A. マーケティング部長 Mike Vaughan 氏の証言。One day, I got a random call from one of the film producers / The producer asked for three Ninjas / Finally, when he threatened to go to Honda instead, I said, "Fine, I'll give you their number." / I sold him three Ninjas for something like 15 percent off / As "punishment" the production company took the Kawasaki name off the gas tank but left "Ninja" on the side panels / Ninjaの命名経緯/『トップガン』の推定興行収入 $357 million:hagerty.com
  • CarBuzz「Honda's Safety Obsession Made It Turn Down Star Role In Top Gun」(2023年9月26日):American Honda Collection Hall の開館時にホンダの担当者が語った話として、ヘルメットをかぶらないシーンが判明した時点で見送ったと報じています:carbuzz.com
  • モーサイ「カワサキ GPZ900R誕生秘話【エンジン編】」(『別冊モーターサイクリスト』1984年5月号「GPZ900R 対 FJ1100」の再編集):1979年5月ごろから6気筒の開発が始まる/空冷並列6気筒DOHC2バルブエンジンを搭載した試作車が走り始めたのは同年11月 / 出力は 100ps程度 / ものすごくスムーズでバイクらしさいうんか、パンチがなかった / 稲村暁一技術部長 Vもやったし、6気筒も、2バルブも、空冷も、いろいろやりまして、しかし結論はこの形なんですわ:mc-web.jp
  • モーサイ「カワサキ GPZ900R誕生秘話【エンジン編】水冷並列4気筒、4バルブで行く」:エンジン設計担当・島田和夫技術部係長 熱伝達の悪い空気がなかなか抜けてくれない / オイル消費が リッター500km から 5000〜1万km へ改善:mc-web.jp
  • Isle of Man TT Races 公式サイト「Production Line」:1984 1500cc Production TT Geoff Johnson (Kawasaki GPz900R): 105.28mph:iomttraces.com
  • Classic Racer「Proddie TT – Knocking on 120mph」:It was the GPZ900R Kawasaki that prevailed though and in the hands of Geoff Johnson and Howard Selby they took first and second / Barry Woodland, leader for the first two laps, was disqualified and removed from his original second place:classicracer.com
  • カワサキイチバン(株式会社ヘリテージ)「GPZ900R/GPZ750R」:908cc/115ps/9,500rpm/水冷4ストローク4気筒DOHC4バルブ/乾燥重量228kg/フロント16インチ/サイドカムチェーン/1983年完成・1984年発売:kawasaki1ban.com
  • カリフォルニア州のヘルメット着用義務(Vehicle Code 27803)が全年齢に適用されたのは 1992年1月1日 から。法施行前後のヘルメット着用率と死亡事故数の変化を扱った研究:pmc.ncbi.nlm.nih.gov

確認できていないこと

  • ホンダとカワサキ、どちらに先に打診があったのかを決められる資料は見つけられませんでした。 双方とも当事者側の回想であり、契約書や当時の記録にあたったものではありません
  • ホンダ側の話は、ホンダ自身が文書で公表したものではなく、取材の場で担当者が語った内容として報じられたものです。ホンダ公式サイト上の記述は確認できていません
  • 『トップガン』のNinjaがトム・クルーズさんの私物だったという説は、裏を取れませんでした。 Vaughan氏の証言では製作会社が3台を購入しています
  • 『ホット・ショット』へのホンダの車両提供の有無は確認できていません
  • タンクのロゴを外した意図について、製作会社側の説明は確認できていません。 本記事に書いたのはカワサキ側の受け取り方です
  • サイドカムチェーンが車体の左右どちらに配置されているかは確認できていません
  • Z1300の画像を空冷6気筒として使ったのは動画側の誤りです。Z1300は水冷です
  • マン島TTの2位は、先行していたライダーの失格による繰り上がりを含みます。「最初から最後までカワサキが1・2位を独走した」という事実は確認できていません

本記事のチェックポイント

  • 「ホンダが断ったからカワサキになった」という一本道は、カワサキ側の証言とは噛み合いません
  • ふたつの証言が一致しているのは、製作会社が3台を代金を払って買ったという点です
  • 映画のタンクにKawasakiの文字がないのは、タダで渡さなかったことへの意趣返しだったとカワサキ側は語っています
  • 動画で空冷6気筒として使った画像はZ1300で、Z1300は水冷です。訂正します
  • ただし空冷並列6気筒の試作車が1979年に走っていたこと自体は、当時の開発者証言で確認できます
  • マン島TTの優勝は公式記録にあり、2位は先行車の失格による繰り上がりを含みます

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