「暖機は何分?」の答えを、メーカーは分ではなく温度で書いていた
冬のアイドリング暖機は何分が正解なのか。取扱説明書を当たると、そもそも分では書かれていませんでした。ドゥカティは50℃、ヤマハは「冷えているうちは強く加速するな」。カワサキは2〜3分のアイドリングを手順に書いています。3つの一次資料で、目安の置きかたを整理します。
「冬場は出発前に5分くらいアイドリング」——そう教わって、そのとおりにしている方は多いと思います。
では、その5分という数字は、どこから来たのでしょうか。取扱説明書でしょうか。それとも、バイク屋さんの立ち話でしょうか。
複数のメーカーの取扱説明書を当たってみて、はっきりしたことがあります。「暖機は何分」という指示は、少なくとも私が確認できた範囲の現行の取扱説明書には書かれていませんでした。 代わりに書かれていたのは、冷却水温50℃という境目であり、「冷えているうちは強く加速するな」という一行であり、「20分アイドリングすると勝手にエンジンが止まる」という仕様でした。
つまりメーカーは、暖機を時間ではなく状態で管理しています。そして、そこが分かると「何分がいいのか」という問い自体が、少し形を変えます。
先に適用範囲をはっきりさせておきます。この記事で確認できたのは、いずれも現行の水冷インジェクション車の取扱説明書です。 チョークを引いて始動するキャブレター車や2ストローク車には、そのまま当てはまりません。冷えているとエンストする車両にお乗りの方は、この記事より、ご自分の車両の挙動を優先してください。 走行中のエンストは、エンジンの寿命よりずっと差し迫った危険です。
先に正直なところを書いておきます。元の動画のタイトルは「絶対やめて」「エンジンの寿命を縮める」でした。これは言い過ぎでした。 いただいたコメントでいちばん賛同が集まったのも、まさにその一点です。
×:長時間 ○:適切な時間 ってだけの話
この指摘のほうが正確です。 以下、何が確かめられて、何が確かめられなかったのかを順に書いていきます。
取扱説明書は「何分」ではなく「どういう操作をするな」と書いている
まず、いちばん明快だったのがヤマハの取扱説明書です。MT-07のオーナーズマニュアルは、エンジン始動の手順を説明したすぐあとに、こう一行だけ置いています。
NOTICE: For maximum engine life, never accelerate hard when the engine is cold! (エンジンの寿命を最大にするため、エンジンが冷えているときに強く加速してはいけません)
注意されているのは加速の仕方であって、アイドリングの長さではありません。そして同じマニュアルには、暖機の所要時間を示す記述が見当たりませんでした。
ドゥカティのオーナーズマニュアルも同じ構えです。エンジン始動のページには、こう書かれています。
Important: Do not rev up the engine when it is cold. Allow some time for oil to be heated and reach all points that need lubricating. (重要:エンジンが冷えているときに空ぶかしをしないこと。オイルが温まり、潤滑を必要とするすべての箇所に行き渡るまで、いくらか時間をおくこと)
ここで「いくらか時間をおけ」とはっきり書いてあることに注目してください。ドゥカティは、短い暖機そのものは否定していません。 否定されているのは空ぶかしのほうです。
体感に翻訳すると、こうなります。冷えたオイルは水あめのように粘っていて、細い油路の奥まで行き渡るのに少し間が要ります。行き渡る前にアクセルを大きく開けると、いちばん細い通り道の先が、油の膜が薄いまま高い力を受ける。メーカーが避けさせたいのはその瞬間であって、キーを回してから走り出すまでの秒数そのものではありません。
ドゥカティのメーターは、50℃を境に警告の位置を動かす
では「行き渡った」はどう判断するのか。ここでドゥカティは、数字で答えを出しています。
同じマニュアルには、メーターのタコメーター表示(オレンジの警告域)が、エンジン温度によって切り替わると書かれています。なおこの「エンジン温度」は、同じマニュアルの計器の項でEngine Coolant temperature(エンジン冷却水温)として表示されるとされている温度のことです。
- from 7000 rpm and engine temperature of 50 °C (122 °F) or lower;
- from 9500 rpm and engine temperature higher than 50 °C (122 °F);
読み替えると、こうです。エンジン温度が50℃以下のあいだは、7,000回転から「回しすぎ」の警告が出る。50℃を超えると、その警告は9,500回転まで上がる。 同じバイクなのに、温度によって「ここまで」の線が2,500回転ぶんも動きます。
これは非常に実務的な設計です。メーカーは「何分待て」とは言わず、「50℃になるまでは7,000回転より下で走れ」と言っている。 待つのではなく、低い回転で走りながら温めるという前提でメーターが作られている、ということです。
それでも、メーカーが「2〜3分のアイドリング」を指示している場面はある
ここまで読むと「やはりアイドリングは要らないのか」と受け取れてしまいますが、そう単純でもありません。
カワサキモータースジャパンの公式FAQには、エンジンオイルの量を点検する手順として、こう書かれています。
エンジンを2~3分間アイドリング運転で暖機してください。
走行直後で十分に暖機されている場合は、2~3分間のアイドリング運転は不要です。
メーカー自身が、2〜3分のアイドリング暖機を正規の手順として書いているわけです。目的はオイル量の点検ですが、裏を返せば「2〜3分のアイドリングでオイルは点検できる状態まで温まる」とメーカーが考えている、ということでもあります。
同じくドゥカティのオイル点検手順は、さらに具体的です。冷えた状態から点検する場合は「冷却ファンが2回続けて回り出すまで暖機せよ」と指示しています。これは分ではなく、目で見て分かる出来事を目安にした書き方です。
整理すると、確かめられたのは次の3つでした。
- 走り出す前に多少の時間をおくことは、メーカーも前提にしている
- ただし何分かは指定されていない。指定されているのは温度や、観測できる出来事
- 冷えているあいだにやってはいけないのは待つことではなく、強く回すこと
冒頭のコメントの「×長時間 ○適切な時間」は、この3つとぴったり重なります。
動画で挙げた3つのリスクは、どこまで裏が取れたか
ここは正直に書きます。動画では、長時間アイドリングのリスクとして「カーボン堆積」「油圧不足による摩耗」「冷却水とエンジン本体の温度差」の3つを挙げました。記事を書くために資料を当たり直したところ、この3つをメーカーの公開資料で裏付けることはできませんでした。
とくに油圧不足については、慎重に書き直す必要があります。 ドゥカティのマニュアルは、エンジン始動の項でこう書いています。
Important: The oil pressure light should go out a few seconds after the engine has started. (重要:油圧警告灯は、エンジン始動の数秒後に消灯するはずです)
これだけ読むと「始動から数秒で油圧は立つ」と言えそうに見えます。ですが、同じマニュアルの計器の説明を見ると、話はもう少し込み入っています。
ENGINE OIL PRESSURE LIGHT (RED). Comes on when engine oil pressure is too low. (エンジン油圧警告灯(赤)。エンジンの油圧が低すぎるときに点灯します)
この警告灯は「低すぎる」ときに点くものです。 ですから消灯は「警告が出るほど低くはない」という意味であって、「潤滑が万全になった」という意味ではありません。 さらに同じ項には、こう続きます。
It may shortly come on when the engine is hot, however, it should go out as the engine revs up. (エンジンが熱いときに短く点灯することがありますが、回転を上げれば消えるはずです)
アイドリング付近の油圧は、条件によっては警告が出るほど低くなりうる、とメーカー自身が書いているわけです。つまり「アイドリングでは油圧が足りない」という説明は、完全に的外れというわけではありません。
私が言えるのはここまでです。 「アイドリングしていると油圧が足りず摩耗する」という因果まで踏み込んだ説明は、メーカーの公開資料では確認できませんでした。コメント欄にも、近い指摘をくださった方がいました。
アイドル暖機も油圧が上がらないんで車種によってはよろしくないんですよね
この「車種によっては」という留保のつけ方が、いちばん誠実だと思います。 油圧も油温も車種で挙動が違い、私の手元で全車種を確かめる方法はありません。動画では3つを言い切ってしまいましたが、根拠を示せるのはここまでです。
カーボンについても、エンジン内部のカーボンとアイドリング時間を結びつけた公開資料は見つけられませんでした。
ここは正面から扱わなければならないコメントがあります。
エンジンオイルを循環させるために30秒〜3分程度の短いアイドリングが推奨される一方、5分以上はカーボン堆積や摩耗のリスクを高めます と確かにメーカーの取扱説明書に書いてるんだよね
「取扱説明書に書いてある」と明言されています。 私が確認した範囲では、この記述に行き当たりませんでした。 メーカーも車種も年式も無数にありますから、どこかにこう書かれた取扱説明書が存在する可能性は否定できません。ただし、私の手元で示せる根拠はありません。 もしお持ちの取扱説明書にこの記述があれば、車種と該当ページをお知らせください。確認できしだい、この記事を書き換えます。
いっぽう「冷えた状態の排出ガスは多い」という事実のほうは、公的資料で確かめられます。次の章がそれです。
冷えているあいだ、確実に違うのは排出ガスのほう
国土交通省は2005年8月29日、二輪車の排出ガス基準を強化した際に、試験方法そのものを変更しています。
この規制強化により全ての車種で触媒が導入されると考えられるため、乗用車等と同様に原動機の冷始動(コールドスタート)時の触媒の排出ガス浄化性能への影響を評価することを目的として、排出ガス試験方法をコールドスタート方式に変更します。
わざわざ冷えた状態から測る方式に変えたということは、温まった状態と冷えた状態で結果が変わることを前提にしているということです。触媒は温度が上がらないと十分に働きません。冷えているあいだのバイクは、同じ運転をしていても排出ガスが多い状態にあります。
同じ告示改正では、アイドリング時の排出ガス検査の規制値も強化されています。4サイクル車のCOは33%削減、HCは20〜50%削減。アイドリング中の排気が管理対象として扱われていること自体が、ここから分かります。
コメント欄で、これを体で気づいていた方がいました。
ワイのバイクの場合、冬場にアイドリングしたまま後ろに行くと目が痛くなるくらいの排気ガスが出るから相当カーボン出てると思う…
「目が痛くなる」という観察は、資料の裏付けと方向が一致しています。 ただし、それがエンジン内部のカーボン堆積に直結するかどうかは別の話で、そこは確認できていません。
20分でエンジンが勝手に止まるバイクがある
暖機の話をしていると忘れられがちですが、長いアイドリングを止めさせる仕組みは、すでにバイクの側に入っています。
ヤマハMT-07のオーナーズマニュアルには、こうあります。
an engine auto-stop system. The engine stops automatically if left idling for 20 minutes. (エンジン自動停止システム。20分間アイドリングのままにしておくと、エンジンは自動的に停止します)
メーカーが上限を20分と決めて、ソフトウェアに書き込んであるということです。ここから読み取れるのは「20分までは想定内」ではなく、「放置されたアイドリングは、どこかで打ち切るべきものだとメーカーが判断している」という設計思想のほうでしょう。
そして、エンジンの都合とは別に、止めなければならない事情もあります。東京都の「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」(環境確保条例)をはじめ、多くの自治体がアイドリング・ストップを義務づけています。信号待ちや交通渋滞、人の乗降などは除外されますが、出発前に自宅の前で何分もアイドリングする行為は、この除外には入りません。
コメント欄でも、この話はエンジン論より切実でした。
とりあえず近所迷惑になってもいけないので、早めに出発します。
視聴者のコメント102件(チャンネル側の返信24件を除く)のうち5件が、近所への音を理由に挙げていました。 エンジンにいいか悪いか以前に、朝の住宅街で5分間アイドリングできる場所は、そう多くありません。
いま、現物で確かめられること
ここからは、明日の朝すぐ試せる話です。
1. 始動直後の回転数を、タコメーターで見てください。 インジェクション車は、冷えているあいだ意図的にアイドリングを高めに保ちます。始動直後に1,500〜2,000回転あたりまで上がり、そこから数十秒〜1分ほどかけてじわじわ下がっていく車両が多いはずです。この「下がりきった瞬間」が、車両自身が出している合図です。コメント欄でも、6件がこの回転数の落ち着きを目安にしていました。
アイドルアップ終わるまでは走り出さない
メーカーの指定ではありませんが、車両の制御そのものを読んでいるという意味で、筋の通った目安だと思います。
ただし、寒い日にはこれが数分かかる車両もあります。 そうなると次の章で書いた近所迷惑の問題とぶつかります。その場合は、落ちきるのを待たずに、落ちはじめたところで低い回転のまま静かに走り出すほうが、現実的な折り合いだと思います。メーカーの文書がそろって禁じているのは待つ時間の長さではなく、冷えているうちに強く回すことだからです。
2. 水温計・油温計があるなら、50℃という線を意識してみてください。 ドゥカティが警告域を切り替えるのは50℃です。他社が同じ数字を使っているという確認は取れていませんが、「水温計の針が動き始めるまでは回さない」という運用は、メーカーの書き方と方向が揃っています。コメント欄では11件が水温・油温を目安に挙げていて、目安の置きかたとしてはこれがいちばん多い形でした。
3. 自分の取扱説明書を開いて、「暖機」で探してみてください。 これがいちばん確実です。書かれていなければ、それ自体が答えです。 書かれていれば、その車両についてはそれが正解になります。私が確認できたのは数車種ぶんにすぎません。ご自分の一台については、ご自分の取扱説明書が最上位の資料です。
4. 冷えているのはエンジンだけではない、と思い出してください。 動画の後半で触れた「エンジンの外側の問題」がこれです。タイヤもブレーキも、止まったままでは1℃も上がりません。コメント欄に、いちばん現実的な一行がありました。
出かけて帰る時なら指先が冷えて固まってるからいきなり走るとブレーキ使えないからぶつかって終了になります。エンジンより自分の命が大事だ。
この順番は間違っていないと思います。
コメント欄から
視聴者のコメント102件のうち、39件が「暖機」または「暖気」に触れていました。(コメントは返信を含めて126件で、うち24件はチャンネル側の返信です) 意見が割れているところを、両方そのまま置いておきます。
「古いバイクは話が別だ」——17件
2stで暖気運転しないとか 焼き付かせるつもりか? キャブ車の特に2stは暖気運転必須
そうか!暖機運転は・・・・・ 俺のバイクは空冷のキャブ車だったわ
この指摘は受け止めるべきだと思います。 今回確認できた取扱説明書は、いずれも現行の水冷インジェクション車のものです。チョークを引いて始動するキャブレター車や2ストロークについて、同じことが言えるという根拠は、私は持っていません。 キャブレター車は温度によって混合気の濃さが変わるため、暖まるまでアイドリングが安定しないという体験談も複数いただきました。エンストに触れたコメントは5件あり、そのうち3件は「暖機しないとエンストする」という趣旨でした。エンストは、エンジンの寿命以前に危険です。
「支度している時間がちょうどいい」——7件
エンジンかけてからヘルメットとグローブつけてインカム繋げてスマホつけてとかしてたらちょうど良い
空霊旧車乗りワイ「タバコ1本吸ったら暖気終了」
結果として1〜2分になる、という運用です。 前章のカワサキの「2〜3分」ともドゥカティの「いくらか時間をおけ」とも矛盾しません。計るより、やることを決めておくほうが続くのだと思います。
いちばん腑に落ちた一行
水を飲むのが健康にいいから、10リットル飲みますみたいな話だね。
動画が言いたかったことを、私より短く言い当てられてしまいました。 必要か不要かではなく、量の問題だった、ということです。
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出典
引用元
- 国土交通省 報道発表「二輪車の排出ガス基準を強化しました」平成17年8月29日(排出ガス試験方法をコールドスタート方式に変更します/アイドリング時の排出ガス要件の強化/4サイクル車のCOは33%削減、HCは20〜50%削減/HC排出量に占める二輪車の寄与率は20%):mlit.go.jp
- カワサキモータースジャパン 公式FAQ「モーターサイクルのオイル交換をしたのですが、オイル点検窓を使った規定量の点検方法を知りたい。」(エンジンを2~3分間アイドリング運転で暖機してください/走行直後で十分に暖機されている場合は、2~3分間のアイドリング運転は不要です):faq.kawasaki-motors.com
- Ducati Monster 821 Owner's Manual(MY18・英語版):エンジン始動の項に Do not rev up the engine when it is cold. Allow some time for oil to be heated and reach all points that need lubricating / The oil pressure light should go out a few seconds after the engine has started / 計器の項に from 7000 rpm and engine temperature of 50 °C (122 °F) or lower; from 9500 rpm and engine temperature higher than 50 °C (122 °F) / 油圧警告灯について Comes on when engine oil pressure is too low および It may shortly come on when the engine is hot, however, it should go out as the engine revs up / オイル点検の項に start it and let it warm up until the cooler fans start two consecutive times:assets.ctfassets.net(ドゥカティが配信しているPDF)
- Yamaha MT-07 Owner's Manual(英語版):For maximum engine life, never accelerate hard when the engine is cold / The engine stops automatically if left idling for 20 minutes / Turn the engine off instead of letting it idle for an extended length of time:manualslib.com
- 東京都環境局「アイドリング・ストップについて」(根拠は都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(環境確保条例)/除外は信号待ち、交通渋滞、人の乗降、冷凍車・医療用車・清掃車などの動力としてエンジンを使用する場合、緊急自動車が用務のために使用している場合、やむを得ないと認められる場合):kankyo.metro.tokyo.lg.jp
確認できていないこと
- ヤマハMT-07の取扱説明書は、ヤマハ発動機自身が配信しているPDFに到達できませんでした。取扱説明書を掲載している2つのサイトで同一の記述を確認しましたが、発行元が配信する原本での確認はできていません
- 動画で挙げた3つのリスクのうち、カーボン堆積・油圧不足による摩耗・冷却水とエンジン本体の温度差は、メーカーの公開資料で裏付けられませんでした。本記事では根拠のある主張として扱っていません
- 油圧について確認できたのは、警告灯が点灯・消灯する条件までです。アイドリング中の実際の油圧値や、それが摩耗にどう効くかを示す資料は見つけられませんでした
- 「50℃」という境目はドゥカティMonster 821のマニュアルの記述です。他メーカーが同じ数値を使っているという確認は取れていません
- コメント欄で「ドゥカティには5分以上のアイドリングで火災の恐れがあると純正ステッカーが貼られている」というご指摘をいただきました。今回参照したMonster 821のオーナーズマニュアルには、その記述を見つけられませんでした。 車種や年式によって異なる可能性があり、否定も肯定もできていません
- キャブレター車・2ストローク車の暖機については、当時の取扱説明書を確認できていません。 本記事の内容は現行の水冷インジェクション車についてのものです
- アイドリング・ストップ条例は自治体ごとに内容が異なります。本記事で確認したのは東京都の例のみです
本記事のチェックポイント
- 現行の取扱説明書に「暖機は何分」という指示は見当たらず、書かれているのは温度と操作の禁止事項です
- ドゥカティは50℃を境に、警告が出る回転数を7,000から9,500へ2,500回転ぶん動かしています
- 冷えているあいだにやってはいけないのは待つことではなく、強く回すことです
- カワサキは点検手順として2〜3分のアイドリング暖機を指示しています。短い暖機はメーカーも前提にしています
- 動画で挙げた3つのリスクは、因果までを示す資料が見つかりませんでした。断定を取り下げます
- ご自分の一台については、ご自分の取扱説明書が最上位の資料です
